お遍路(おへんろ)とは、四国全県に点在する弘法大師(こうほうたいし)ゆかりの八十八カ所の寺を巡礼することです。
今回は、そのお遍路巡礼スポットの第四番札所である「大日寺(だいにちじ)」をご紹介します。
大日寺ってどんなお寺?
大日寺は、徳島と香川県の県境にある阿讃山脈から南流する黒谷川に面した標高70m前後の尾根の緩斜面に位置しています。
弘仁6年(815年)に弘法大師が大日如来を感得(かんとく)し、一刀三礼(いっとうさんらい)して大日如来像を彫造(ちょうぞう)したことが由来で、元禄2年(1689年)の『四國遍礼霊場記』(しこくへんれいれいじょうき)では荒廃していたと記されていますが、その後、蜂須賀氏によって再興されました。平成25年(2013年)には徳島県教育委員会による発掘調査が行われ、中世の遺跡や石造物が確認されました。

大日寺の読み方は?と御詠歌(ごえいか)
大日寺の読み方は「だいにちじ」です。
御詠歌は、下記です。
ながむれば月白妙の夜半なれや
ただ黒谷にすみぞめの袖
大日寺の宗派と本尊は?
大日寺の宗派は東寺真言宗で、本尊は大日如来です。
大日寺の境内
大日寺の境内の案内は、残念ながらありませんでした。
大日寺のアクセス方法・駐車場の有無・無料バスはある?
大日寺は徳島県板野郡板野町にあります。正確な住所は、徳島県板野郡板野町黒谷字居内28番地です。
大日寺の最寄り駅はJR高徳線の板野駅で、JR板野駅からは約4.5キロメートルです。
車を利用する場合、駐車場があります。
大日寺のみどころ・ポイントその1:大日如来御尊像(だいにちにょらいごそんぞう) 本堂内陣
大日如来尊像(だいにちにょらいごそんぞう)は、通常は秘仏として護持されている御本尊で、過去には御厨子が開扉されたことはなかったそうです。

大日寺のみどころ・ポイントその2:弥勒菩薩尊像(みろくぼさつぞんぞう) 大師堂内陣
弥勒菩薩尊像(みろくぼさつぞんぞう) は江戸時代に「光明真言百万遍読誦記念(こうみょうしんごんひゃくべんどくしょうきねん)」として尼僧「心光貞圓」が奉納した木造仏像です。

大日寺のみどころ・ポイントその3:手水舎の蛤水
手水舎の手水鉢は文政5年(1822年)に奉納され、かつては白濁した湧水を引き込んで「蛤水」と呼ばれていましたが、現在は上水を利用しています。
大日寺の御朱印はどんなの?初穂料は?
大日寺の御朱印の初穂料は500円です。
お遍路「四番札所 大日寺」のYouTube動画を4つご紹介
お遍路「四番札所 大日寺」のYouTube動画を4つご紹介します。
【仏の心 四国霊場を撮る13】第4番札所 大日寺(板野町黒谷)
四国八十八ケ所 4番札所 大日寺
その四、大日寺, 四国八十八ヶ所巡り 第四番札所
【四国霊場】四番札所 大日寺 だいにちじ 弘法大師 お遍路の旅
まとめ
大日寺は、四国八十八箇所霊場の第四番札所として、多くの巡礼者や観光客が訪れる寺院です。境内には本堂や大師堂などがあり、静かな祈りの場を提供しています。
次の第五番札所は「地蔵寺」です。お楽しみに!
参考サイト
URL: https://88shikokuhenro.jp/
URL: https://88sekaiisan.org/
調査日:2024年11月28日
コメント