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ベネッセによる「小学生の習い事調査2024」親世代と子供世代では変化が(2024年4月情報)

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ベネッセコーポレーションは、国内の小学生及びその保護者を対象に、現在子供たちがどのような習い事に参加しているか、それに対する意識、さらには保護者自身が小学生だった頃の習い事に関する経験などを探るためのアンケート調査を3,096組に行いました。その調査から得られた主要な結果を以下に報告します。

目次

「小学生の習い事調査2024」の調査概要

調査対象:小学1年生~6年生の子どもとその保護者3,096組 子どもの性別 男子:1,548人 女子: 1,548人

調査期間:2024年2月28日~29日   調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査項目:子どもの習い事の現状(有無・数・かける時間・費用など)や意識、保護者の幼少期の習い事など

<2021年の調査の概要>

調査対象:小学1年生~6年生の子どもとその保護者1,236組 子どもの性別 男子:618人 女子: 618人

調査期間:2021年6月11日~13日    調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査項目:子どもの習い事の現状(有無・数・かける時間・費用・負担に感じることなど)や意識、オンラインでの習い事への受講意向、保護者の幼少期の習い事など

「ベネッセ教育情報」にも関連記事が掲載されています》https://benesse.jp/kosodate/202403/20240329-1.html

「小学生の習い事調査2024」の調査結果

小学生がしている習い事ランキングトップ10
(現在、お子さまはどのような習い事をしていますか。 あてはまるものをすべてお選びください。)

比較してみると、2021年の調査結果より2024年には、ピアノや習字、さらにはサッカーやダンスなど実技系の活動がランキングを上げる傾向にありました。この変動は、子供たちに学業以外で独自の才能や趣味を見つけ、それを伸ばす機会を与えたいと望む保護者の意向が反映されている可能性があります。

特に注目すべきは、かつてTOP10になかった「野球」が、2024年には男子の中で9位に輝いたことです。これは、大谷翔平選手やWBC日本代表チームの影響が推測されます。さらに、「子供たちが将来つきたいと思う職業」の調査では、全体の3位、男子に限れば2位に「野球選手」がランクインしており、野球の注目度が高まっていることが窺えます(P5の「子供が憧れる職業」を参照)。

また、全体の観点で言うと「ダンス」が2021年の調査ではTOP10内に入っていなかったものの、2024年では7位に入るなど、大きく順位を上げました。これは、学校の体育で「表現運動」として取り入れられるようになったり、ダンスが得意なアーティストたちの活躍が盛んに報じられていることなど、小学生にとって身近な存在になっているからかもしれません。

今の小学生と、保護者が小学生時代にしていた習い事の比較

時代の変化に伴い、現代の小学生が参加している習い事は、親世代が小学生だった頃とは大きく異なる様相を示しています。特に目を引くのは、「ダンス」が躍進している点です。昔と比較して現在の子どもたちにおいて「ダンス」の人気が顕著に上昇しています。一方で、「そろばん」はかつての普及ぶりから見ると割合が大幅に低下しており、時代と共に習い事の趨勢が変わっていることが窺えます。

このデータから、保護者が小学生だった時代に比べて、今の小学生の間で特定の習い事への偏りが少なく、様々な習い事を経験していることが推測されます。その結果、子どもたちの習い事は多様性に富んでおり、幅広い分野において多くの選択肢が提供されているという現象を示しています。

新たにしてみたい習い事

小学生とその保護者に今後挑戦してみたい習い事について尋ねたところ、子供たちは「プログラミング」を、保護者は「英会話やその他の語学」をそれぞれの新たな学びとして最も望んでいることが明らかになりました。「プログラミング」への関心は、2020年より学校のカリキュラムに組み込まれたことから、その人気はさらに高まっています。

加えて、小学生の習い事に対する意欲は、未来の職業選択に大きな影響を受けているようです。例えば、彼らに人気の「ゲームクリエイター」、「ユーチューバー」、「漫画家・イラストレーター」といった職業は、「小学生がなりたい職業ランキング」においても上位にランクされており、これらの仕事に魅力を感じる小学生が増えていることから、関連する技能を身に付ける習い事に興味を示していると考えられます。

オンラインのみで受講する習い事の有無

17%の子供たちは、習い事をオンラインでのみ受講しています。

この内、学習支援としての「学校の予習や復習」が全体の21%を占め、「英語などの外国語学習」が18%で続き、「算数・漢字」のような基礎教育科目は8%であることから、学習関連の習い事においてオンライン教育の受講が顕著であることが分かります。

習い事の体験に保護者が期待すること

習い事をする上で負担や不安を感じること

※小数点第1位で四捨五入しているため合計は100%になりません。

小学生がなりたい職業ランキング

<全体>

1位 パティシエ・パティシエール  8%

2位 サッカー選手         6%

3位 野球選手           5%

4位 ユーチューバー        4%

5位 保育士・幼稚園の先生         3%

<女子>

1位 パティシエ・パティシエール        14%

2位 保育士・幼稚園の先生             6%

3位 漫画家・イラストレーター・アニメーター  5%

3位 看護師                   5%

5位 医師                   4%

<男子>

1位 サッカー選手        11%

2位 野球選手             9%

3位 ユーチューバー        6%

4位 ゲームクリエイター      5%

5位 警察官            4%

この記事を書いた人

女性のライフスタイルやキャリア・カルチャーなどを担当するシュウシュウガール編集部チームです。最近はガチャガチャ情報や100均情報などかわいい・面白いものをニュースにしてお届けしています。

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