菅公学生服株式会社(以下、カンコー学生服)は、毎月最終火曜日に発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.220で、「新入学時の制服購入状況」の調査データを公開しました。
最高気温が20℃を超える季節になり、制服も冬服から夏服への衣替えが行われます。新入学生の中には、初めて制服を洗濯する家庭もあり、「制服って、洗濯機で洗っても大丈夫なの?」「失敗したらどうしよう・・・」という不安の声が聞かれます。
そこで、2024年4月に中学校・高校の入学者が購入した制服について、家庭洗濯可否や不安内容、制服購入時の重視ポイントについて調査が行われました。
「制服の洗濯」に関するアンケート調査概要
・調査主体:菅公学生服株式会社
・調査対象:全国の中学・高校1年生の入学時に制服を購入した保護者 1,800人
・サンプルサイズ:
中学1年生 | 高校1年生 | 計 | |
男子 | 600 | 300 | 900 |
女子 | 600 | 300 | 900 |
計 | 1,200 | 600 | 1,800 |
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2024年4月
・調査委託先:ネオマーケティング株式会社
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol220
※本アンケートの出典元:(菅公学生服株式会社》https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol220)調べ
「制服の洗濯」に関するアンケート調査結果
購入した制服は自宅の洗濯機で洗えますか?
全体の57.4%が家庭の洗濯機で洗える制服であり、中学生と男子の制服では6割近くが該当しました。また、4人に1人が制服の家庭洗濯可否を知らない状況も浮き彫りになりました。
洗濯機で制服を洗うことへの不安はどんなこと?
洗濯機での洗濯に対する不安で最も多かったのは「型崩れ」(男子63.1%、女子65.3%)、続いて「生地が傷む」(男子36.6%、女子43.6%)など。不安内容には男女間での大きな差は見られませんが、女子の制服に対する不安の声がやや多いようです。
ご家庭の洗濯機で制服の「上着」を洗うことへの不安は?
制服購入時に重視することは?(もし、入学前に戻って、改めてお子様の制服の買い直しができるとしたら)
家庭の洗濯機で洗えることが男子26.0%、女子26.1%で最も重視され、次いでサイズやシワになりにくいことが挙げられました。一方、「特にない」という回答は男子33.8%、女子32.8%で3割を超えていました。
まとめ
最近、家庭の洗濯機で洗える学校制服が増加しています。しかし、実際に家庭の洗濯機で制服を洗濯すると、型崩れや縮み、生地の損傷や色落ちなどの懸念が依然として存在しています。
2024年の新中学・高校生の入学時に制服を購入した1,800人の保護者を対象に行われた調査では、購入した制服の半数以上が家庭の洗濯機で洗えるタイプであることが判明しました(全体57.4%、中学生59.3%、高校生53.5%、男子58.7%、女子56.1%)。家庭洗濯が可能な制服を購入した保護者の中で最も多い洗濯時の不安は、「型崩れ」(男子63.1%、女子65.3%)であり、その次に「生地の損傷」「縮み」「色落ち」「シワがよる」「(翌日までに)乾くかどうか」などが挙げられました。また、洗濯時の不安について男女間で大きな差は見られませんが、女子の制服に対する不安の声がやや多い傾向にあります。
さらに、保護者が入学前に制服の買い直しを行う際に重視するポイントとして、「家庭の洗濯機で洗える」(男子26.0%、女子26.1%)、「シワになりにくい」(男子21.0%、女子19.7%)、「形態安定(洗濯後のアイロンがけ不要)」(男子17.2%、女子15.3%)が最も多く挙げられました。洗濯・お手入れに関連するポイントとしては、サイズ選びと共に新入学時の制服購入時の重要な要素となっています。
学校制服は、着用時の快適性だけでなく、丈夫さやアフターケアについても調査・研究が進化しています。また、現在は家庭洗濯だけでなく、タンブル乾燥にも耐えるブレザータイプの制服など、耐久性の高い製品も登場しています。ますます「安心して洗える制服」が求められています。
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