警視庁の調べによると、2020年に自殺によって命を落とした小中高生は1980年以降過去最高の449人だったそうです。元いじめられっ子の著名人が今いじめられている子に伝えたいこと、いじめっ子にも考えて欲しいことをお伝えいたします。
「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」とは
いじめ | 笑下村塾HP
私は、昔いじめられていました。学校に行きたくない。居場所がない。生きるのが辛い。
人見知りで、人に裏切られるのが怖くて、いつもぼっちでした。
口を開けば、生意気だと言われました。
でも、人と違うことを個性として受け入れてくれるお笑いや自分の意見を真実を元に伝えられるジャーナリズムに出会い、私は変わりました。
自分のありのままを受け入れてくれる人が、たくさんいました。
当時の私に“無理しなくてもいいんだよ”と言いたい。“短所が長所として認められる日が来るから、安心して”と伝えたい。
でも、現実には自ら命を落としてしまう子どもたちがいる。新学期を前に、耐えきれずに……。
そんな人たちに、私は少しでも、寄り添いたい。そう思い、先輩方にご協力いただいて動画を作りました。
株式会社 笑下村塾 たかまつなな
子供の自殺が増える時期にいじめられている子に寄り添いたい
「また学校がはじまる・・・。」「またいじめられる毎日・・・。」「いじめてくるあの子に会いたくない・・・。」そんな不安や緊張に包まれた子供達の自殺が、8月と9月は特に多い時期なのです。
そんな悩みを抱えている子供達に、無料で子供達がアクセスできる場所で自分が過去にいじめを乗り越えた経験を語ることで、SOSを発信したり逃げ出しても良い、少しでも子供達が行きやすくなってほしい、いろんな思いで少しでも子供達の自殺が減ってほしいと願っています。
#元いじめられっ子から今いじめられている君へ
今回は、4名の方のお話をピックアップいたします。
#元いじめられっ子から今いじめられている君へ
はるな愛さん
はるな愛「歩道橋から飛び降りたら…」壮絶ないじめに耐えた中学時代
【はるな愛】壮絶ないじめに耐えた中学時代 放課後に通ったスナックに救われる
キンタロー。さん
「学校という空間にいたくなかった」キンタロー。さん苦しめたいじめ
いじめを引きずり、自己肯定感が下がり内向的に。ネガティブループを抜け出す方法とは?【キンタロー。】
吉木りささん
シャイな性格や、高い声が原因で中学時代にいじめを受けていた吉木りささん。友人からの悪口で追い詰められクラスで孤立。給食もあまり食べられず痩せてしまった時期もありました。現在はタレントや歌手活動のなかで、自分の高い声が“武器”となることに気づき、コンプレックスを“たからもの”として捉えることができるようになりました。
【吉木りさ いじめ告白】ご飯が食べられない、怖くて声も出せない、教室にも入れない…。コンプレックスの受け入れ方を教えてもらいました。
ゾフィー 上田航平さん
#元いじめられっ子から今いじめられている君へ
#元いじめられっ子から今いじめられている君へ
子どもと一緒に考えたい『こども六法の使い方』
2021年9月1日に刊行
その『こども六法』をどのように活用すれば良いか解説してくれます。
2019年8月に刊行された『こども六法』
いじめをなくすためには、なぜ法律があるのか、法律と道徳はどこが違うのか、刑罰はなんのために科されるのか、といった法律の根底にある精神を理解したうえで、お互いにルールを守り、相手を尊重する気持ちを育てていくことが必要なのです。
コラム執筆者(五十音順)
●池上 彰(ジャーナリスト)
●尾木直樹(教育評論家)
●小森美登里(NPO法人ジェントルハートプロジェクト理事)
●下村健一(令和メディア研究所主宰)
●内藤朝雄(社会学者)
●信田さよ子(公認心理師、原宿カウンセリングセンター顧問)
●真下麻里子(弁護士、NPO法人ストップいじめ!ナビ理事)
『こども六法』には多くの賛同の声が集まっており、出版社の垣根を越えて子どもたちへ向けた書籍が多く刊行されてきています。『こども六法』を各学校や学童保育施設などへ寄贈する読者の方もいらっしゃり、『こども六法』プロジェクトへのサポートの輪は広がり続けています。
アメリカでは、いじめ加害者は罰せられます
しかし、いじめからの自殺を重く捉えるようになり、学校へいじめ対策を厳しくするよう求め、州当局へも法的措置を求める声が高まってきたことから、全米50州すべてが、現在では何らかのいじめ防止・対策法法を導入しております。
アメリカのいじめ加害者への措置
いじめ行為を刑法の対象にできるよう、既存のいじめ対策法、そしてまた法律も併せて改正して、特定のいじめ行為が、嫌がらせ、つきまとい、電話・ 電子機器による迷惑行為の罪に該当するようになりました。
このプログラムの実施によって、学校でのいじめが半減したそうです。
刑法によるいじめ加害者の処罰
2010年にアメリカ、ニュージャージー州で起こった、ゲイのタイラー・クレメンティ君を盗撮してネットでライブ配信し、自殺に追い込んだ彼の2人のルームメイトは、プライバシーの侵害やその他10の罪状で、刑事裁判にかけられました。最終判決が下されたのは2年後の2012年、最終的には、検事の主張した5年間の懲役刑は免れましたが、それでも30日間の禁固刑と3年間の保護観察、300時間の無料社会奉仕、罰金$10000といじめ更生の為のカウンセリングに通うことを義務付けられました。
よって、裁判で有罪にならなかった場合でも進学や就職には大きな影響があり、大きな社会的制裁を受けることになります。
また、裁判で有罪になった場合には、いじめ行為が犯罪歴として残ることになります。
現在の日本では、ニュースでは加害者の氏名などが公表されることはなく、アメリカに比べると加害者の人権が守られているのではないでしょうか。
日本のように加害者の人権を守りすぎるている点、やアメリカのように何でも公になってしまい、加害者の公正の機会も失うほどの制裁を受ける点、それぞれ色々な考え方があると思いますが、こういった記事がひとりひとりの考えるきっかけになれば良いなと思います。
まとめ
新学期が始まりますが、悩んでいる一人でも多くの子供達がいじめについて悩まない、そして自殺数が減ることを祈ります。
今回の記事は下記サイトを参考にさせていただいております。
■「子どもの自殺を食い止めるため、著名人が集結。著名人が夏休みに、過去のいじめを赤裸々に語る。」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000028753.html
■「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」
https://www.shoukasonjuku.com/ijime
■「「いじめは犯罪だからダメ!」と言いたくなる大人に、子どもと一緒に考えてほしいこと。『こども六法の使い方』9月1日刊行!」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000014059.html
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