12星座にはそれぞれ役割があり、特有のキャラクター（個性・性格の傾向）があります。
太陽はほぼ1年で、ぐるっと12星座の文字盤をひとまわりするのですが、その人がいつ生まれたかによってある程度のキャラクターを知ることができます。
星占いって運勢を知るだけでなく、性格診断のように、好きな人や自分のことをよく知るためのアイテムとしても使えるんです。
今回は、12星座を「もしも12の村があったら」というイメージで解説します。おひつじ村からうお村まで、村人のドタバタな特徴をお楽しみください。
はじめに
みなさんは誰しもが10人の村人で構成されています。
その中でも一番影響力があるリーダーが【太陽星座の村人】で、この村人が自分を引っ張っていってくれます。
リーダー以外にも役職があり、残りの９人がどの村人で役職は何なのかによって「あなたらしさ」が作られ、それが複雑な「あなただけの個性」となります。
（例：一般的な星占いでおひつじ座の人は、おひつじ村がメインキャラクターになりますが、他にも９人の村人たちが心の中に住んでいます。）
自分はどの村人のキャラが濃いのか、濃淡を知りたい方は下記の無料サイトでも調べられます。ネイタルを作成する→お誕生日入力→作成をクリックしてくださいね。（違うサイトへとびます）
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キャラクターは（1.太陽星座／ 2.月星座／ 3.水星星座／ 4.金星星座／ 5.火星星座）の順で色濃く出るので、興味のある方は、太陽星座以外もチェックしてみてください。
お題：12の村人出身たちが、もしも予算100円で恋人を落とすとしたら？
ここは、12の村から輩出された先鋭部隊が働く探偵事務所、兼「何でも屋」である秘密組織。
この組織はそれぞれの出身地域が色濃く出た方法で、見栄や嫉妬が渦巻くこの世界を斬りまとめあげていきます。
今日のボスからの指令は「予算100円で恋人を確実に落とすこと」
革のジャンプスーツを脱ぎ捨て、それぞれのミッションに消えていく彼女たち。ただ100円玉だけを握りしめて。
消費税？
そんなものはない世界での、お話です。
この難題に、12の村人出身者たちは、どのように応えていくでしょうか。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【おひつじ村出身の場合】
おひつじ村出身の彼女は深夜に彼を呼び出し、ドリンクバーが100円になるクーポン券を彼に渡します。
そしてひとこと「どうする？」って聞きます。
「やめておく」「行かない」とは絶対に言わせない勢いで、彼の手を引っ張って行きます。
彼は、彼女の揺れるポニーテールを見ながら「こうやってリードされるのも悪くないな」って顔をしていることでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【おうし村出身の場合】
おうし村出身の彼女は自分が欲しいものを、とても綺麗な箱に詰め合わせて渡します。
今回は「うまい、棒状のお菓子10点」で確実に落としに行くと決めました。みんなが一度は食べたことがある確実に好きなやつです。
「良いもの選んできたの。開けてみて？」と言って一緒に食べる作戦です。
この癒しの時間に、彼は自分のペースを見失っていくことでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【ふたご村出身の場合】
ふたご村出身の彼女は、レターセットを買います。
彼との出会いの物語をきれいな便箋にしたためます。
ユーモア混じりのふざけた手紙である一方で、ちょっとジーンとくることを書きます。そこいらの緩急はバッチリです。
彼は、最後の「お返事待ってるね！」という一文に、なんだかすごく懐かしくほろ苦い気持ちになり、彼女に夢中になっていくことでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【かに村出身の場合】
かに村出身の彼女は、スケッチブックを買って絵本を描きます。
その絵本をプレゼントし、優しい語り口で彼に読んであげます。笑ったり、驚いたり、時々彼の肩に寄りかかったりしながら絵本を読んであげます。
彼の横顔を覗き込みますし、涙が頬を伝ったら背中をさすります。
「大丈夫、大丈夫、ずっと私がついているからね」
彼は、かに村の腕の中に落ちていくでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【しし村出身の場合】
しし村出身の彼女に細かな計画はありませんが、完璧なシナリオがあります。
まず背中の大きく空いたワンピースを着ます。彼に背を向けて好きな飲み物を買います。夜景が綺麗な高台に連れて行きます。再び、背を向けます。髪を掻き上げる仕草をして振り向きます。
以上です。
彼女は彼をこれで確実に落とすのでしょう。しし村出身、さすがです。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【おとめ村出身の場合】
おとめ村出身の彼女は知的で実務能力も高いパーフェクトガールです。
「今のあなたの心と体に最適な野菜ジュースを作ってあげる」と、家庭訪問をします。野菜ジュースを作って渡してあげるだけでなく、彼の愚痴をしっかり聞いてあげますし、アドバイスもどんどんしていきます。
彼女が帰ったあと「家にひとりでいるのって・・・こんなに寂しかったっけ？」と、彼は賑やかな彼女との時間の、余韻に浸ることでしょう。こんな完璧な落とし方があるでしょうか。
余談ですが、彼女は予算を超えた買い物をしていますが、「りんご1/4、バナナ1本、キウイ1/2」といった、きっちり100円の領収書を作ることが可能なのです。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【てんびん村出身の場合】
てんびん村出身の彼女は、デート中にスマートに募金をします。
正義感が強く、芯があり「寄付くらいするのは当然です」という雰囲気が自然と出ているところがまた魅力です。
そして彼には「あなたなら、この不平等な世の中をどのように変えていくのか、ぜひ話を聞かせて欲しい」と誘い出します。
彼の意見を傾聴し、じっくり討論し、尊敬の眼差しを送ります。
予算があってもなくても、最初から最後までコミュニケーション能力で落とすことが可能なのがてんびん村です。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【さそり村出身の場合】
さそり村出身の彼女は「メガネ拭き」のクロスを買います。
彼の横に座り、彼のメガネをそっと外してあげます。
以上です。これで確実に落としに行きます。
てんびん村同様、彼女には100円の予算もいらなかったかもしれません。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【いて村出身の場合】
いて村出身の彼女は、漂流郵便局宛てにハガキを投函します。
彼の隣に座った彼女は遠く海を見つめながら言うのです。
「誰にも言えない、答えのないメッセージを書いて送ったんだけど、あなたに見つけてもらえたらすごく嬉しい。」
彼は、ドキドキしながら、香川県の粟島行きのチケットを手配し、漂流郵便局を目指すことでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【やぎ村出身の場合】
やぎ村出身の彼女は、色紙を買い、彼に「サインください。」と言います。
不思議に思った彼に「なぜ？」と聞かれたら、彼女は真っ直ぐこう答えます。
「あなたは将来、絶対に成功するから」
やぎ村出身のしっかり娘に「あなたは成功する」と言われると、そのまま人生の勝利を約束されたような気持ちになります。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【みずがめ村出身の場合】
みずがめ村の出身の彼女は妖艶に100円玉をチラつかせながら彼に語りかけます。
「いい？100円で買えるものよりも、100円足りなくて買えない物の方が圧倒的に多いの。わかる？」
「キャッシュレスの時代だからこそ、支払いの度に私のこの言葉と100円玉の重みを思い出して欲しい」と、彼の財布に100円玉を滑らせます。
彼は「なんかよくわからないけど、すごく大切なことを言われた気がする・・・」と、今後財布を出すたびに、彼女のことを思い出すことでしょう。
予算100円で恋人を落とすとしたら？【うお村出身の場合】
うお村出身の彼女は特にプランを立てませんが、デートの途中、綺麗なお花屋さんがあったので彼と一緒に入ります。
白いガーベラがあり、200円だったので買うことにしました。
財布を出して「あ、やだ、100円玉しかない」と言って、彼の方を見ます。慌てた風でもない「優しく柔らかい表情で」彼の方を見るのです。
するとどうでしょう。
不思議なことに彼がお財布を出してくれます。そのタイミングで「ありがとう」と微笑みます。
彼は落ちてしまうことでしょう。というより、最初から彼女の手のひらで踊らされていたのかもしれません。
まとめ
彼女たちは「予算100円」という難問に、自分らしさを出して闘いに挑み、そしてミッションに勝利しました。
彼女たちは12の村から輩出された先鋭部隊ですが、得意分野が違い、思考や感情に癖もあります。
それなりに迷惑をかけたり呆れられたりしながら、自分の得意なことを磨き、面白がってもらったり貢献したりしています。
残念な性格と言い切れる部分はどこにもなく、長所も短所も、関係性や場面によってその輝き方が変化しています。
それぞれ役割があり、誰一人欠けてしまっては成り立たない、愛おしい12の村人たちです。
そして、この12の村人たちは、みんなの心の中に住んでいて、その配分バランスがあなたの「個性」となっていることでしょう。
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