国際数学オリンピック(IMO2021)って何?世界の高校生の戦い 2021年度の金メダルに日本人!

今、東京オリンピックが開催中で世界が盛り上がっていますが、毎年7月に開催される国際数学オリンピックも先日2021年大会が終了し盛り上がりをみせました。今回は、国際数学オリンピックの概要や2021年の結果速報などをお伝えしたいと思います☆

ともこ&コマツ | 2021年7月30日 更新 | 424 view

国際数学オリンピックとは?

世界中の多くの国で、高校生以下の算数・数学好きな生徒を選び、コンテストを通し生徒を励ましその才能を伸ばすために、毎年7月に国際数学オリンピック (IMO) が1959年より各国持ち回りで開催されています。

第1回大会は、ルーマニアがハンガリー、ブルガリア、ポーランド、チェコスロバキア、東ドイツ、ソ連を招待して、1959年に行われました。

日本でも1990年の第31回IMO中国大会より毎年選手6名が参加しております。

ルール

開会式の翌日から、コンテストは2日間開催されます。

9:00~13:30までの4時間半で、出題は1日3問、合計6問が出題されます。
もちろん電卓等の使用はできません。

選手たちの会話は禁じられますが、軽食などをとることは自由です。

出場するには?

国際数学オリンピックには、各国6名までが参加できます。

日本では、6名の選手を選ぶために日本国内でのコンテストが開催されており、日本数学オリンピック (JMO) で上位の成績を獲得する必要があります。

毎年1月の予選、2月の本選、3月の春合宿の成績をもとに選手が選ばれます。

メダルを獲得するには?

国際数学オリンピックで出題される問題は6問ですが、各問7点で42点満点で評価されます。

成績優秀者に金・銀・銅のメダルが授与され、参加者の半分はメダルを受け、金・銀・銅の割合は1:2:3と決められています。(合計得点の上位約8%、銀メダルは続く約17%、銅メダルは続く約25%)

具体的に「○点以上で金メダル」などのルールではなく、参加者の成績上位からメダルが受けられる割合が決まっているようなので、表彰式までは結果がわからずドキドキですね☆

2021年度の国際数学オリンピック

今大会はロシアで開かれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のためオンラインで実施されました。

107カ国・地域から619人が参加。

日本からも6名の高校生が参加し、優秀な成績をおさめられています(*^^*)

日本から参加した全員がメダル獲得!

金メダルは2年ぶりの快挙です!

◇金メダル◇
神尾悠陽(かみお ゆうひ)さん 開成高校3年 


◇銀メダル◇
沖祐也(おき ゆうや)さん 灘高校2年

床呂光太(ところ こうた)さん 筑波大学附属駒場高校3年


◇銅メダル◇
井本匡(いもと たすく)さん 麻布高校2年

小林晃一良(こばやし こういちろう)さん 灘高校3年

吉田智紀(よしだ ともき)さん 東大寺学園高校3年

国別の順位は?

参加者の合計点から集計した国別順位では1位が中国、2位ロシア、3位が韓国。日本は25位でした。

国際数学オリンピックももっと取り上げてほしい!

東京オリンピックの話題は毎日目にしない日は無いですが、国際数学オリンピックのニュースを見られた方はいらっしゃいますか?

かなり取り上げが小さいようなんです・・・。
高校生のみなさんも頑張っていらっしゃいますし、今後の日本の学問の発展のためにもこちらの話題も取り上げて欲しいですね☆

ネットでは祝福の声やもっと取り上げて欲しいという声も多く届いています!
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