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海外の文化が日本の文化と交わり、レトロ情緒が漂う明治時代。木造・石造の洋館、綺麗なガラス細工、温もりあるインテリア、ハイカラさんと呼ばれたオシャレな女性たち。愛知県(犬山市)にある『博物館 明治村』は、まるでそこだけ明治の時間が止まったかのような古き良き時代の光景を残した場所です。数々の映画やドラマ撮影にも使われ、ここ最近のレトロブームでフォトスポット・フォトジェニックとしても人気が集まっています。そんな『博物館 明治村』の魅力とロマンティックなフォトスポットをご紹介します。
レトロ・フォトスポット 帝国ホテル
NERDHEAD BRAVE HEART feat 西野カナ
via www.youtube.com
アメリカ人の建築家、20世紀建築界の巨匠フランク・ロイド・ライト氏が設計し、大正12年(1923)4年間の大工事の後に完成した帝国ホテルは、重厚な趣と凝った彫刻で彩られた重厚感ある建物です。吹き抜けの玄関ロビーは、テラコッタの配色と独特な空間美に圧倒されます。ドラマ「花子とアン」「負けて、勝つ」、西野カナさんの「NERDHEAD BRAVE HEART feat」のPVや「ロッテ Fit's」のCMにも使われています。
レトロ・フォトスポット 宇治山田郵便局舎
こちらの宇治山田郵便局舎は、杏さん主演の「ごちそうさん」で撮影に使われています。実は宇治山田郵便局舎内は現役の郵便局として、現在も郵便・貯金業務が行われています!すごいですね!
フォトジェニック 宇治山田郵便局舎 ポスト
これ、明治5年頃の木製の角柱型ポストだそうです。「郵便POST」と書いてある鋳物のフタは、実に味わい深いです。雨風に耐えて、どれだけの人の手紙を預かってきたのでしょうね~。
フォトスポット 大明寺聖パウロ教会堂
フォトジェニック 大明寺聖パウロ教会堂 コウモリ天井
傘の骨組みのようで「コウモリ天井」と呼ばれるアーチ型の美しい天井。ゴシック様式の教会建築によく見られ、建築用語で「交差リブヴォールト」と呼ばれるそうです。それにしても美しい!
日本が開国後、最初の教会は長崎の大浦天主堂(1865年完成)ですが、それから15年後の明治12年(1879)頃に、こちらの教会は長崎湾の伊王島に創建されたそうです。外観の地味な印象とはなかなりのギャップがある、ゴシック建築の美しい室内はフォトジェニックに大人気です。
フォトスポット 聖ザビエル天主堂
明治23年(1890)に京都のザビエルゆかりの地に献堂された、カトリック教会堂です。建築は典型的なゴシック建築で、身廊・側廊からなる三廊式とよばれ、大アーケード・トリフォリウム・丸窓のあるクリアストーリーの三層からできています。こちらはロマンティックなフォトジェニックとして大人気な、ステンドグラス越しに教会に差し込む光が撮影できます。