高校の放送部とは一体何をしている部活なのでしょうか。
ここでは、私が所属していた高校の放送部ではどんなことをしていたか、放送部の魅力とはなにかなど、エピソードを交えながら紹介していきます。
高校の放送部の活動内容
私が所属していた放送部は時期によって活動の差が大きかったです。
放送部には大会があるのですが、大会までまだ日がある時は、やることが終わったら、学校の課題をするなどそれぞれ自由なことができるほど余裕があります。
しかし、大会前は、まさにブラック企業、夜遅くまで学校に残りますし、休み時間も部活をしています。私の所属していた放送部は、放送部ができた当初から、大会で関東大会や全国大会出場を果たしてきたので、その伝統を崩すまいと必死に頑張っていました。
それでは、私が高校3年間で行った放送部の活動内容をご紹介します。
発声練習
「あえいうえおあお かけきくけこかこ…」を最後の行まで発声していました。時々違った文章を読むこともあります。
入部当初は、大きい声を出すことに恥ずかしさがあったのですが、すぐに慣れました。
大会に向けての活動
放送部の大会の種類と各部門について
放送部の大会の種類
NHK杯全国高校放送コンテストは、
・アナウンス
・朗読
・ラジオドキュメント
・テレビドキュメント
・創作ラジオドラマ
・創作テレビドラマ
の6部門です。各都道府県の予選大会を通過するとこの大会に出場することができます。
全国高等学校総合文化祭は、
・アナウンス
・朗読
・番組部門2部門
の合計4部門で、地域の話題や郷土の文化を紹介します。
参考URL
各部門について
学校の校内放送で読むことを前提に1分程度の原稿を書き、読みます。学校や、その周辺のちょっとしたニュースを取り上げます。アナウンスの基礎的な力が必要になってくるので、日々の練習がとても大切です。
2)朗読部門について
決められた課題本の中から一冊選び、その一節を朗読します。基礎的な力のみではなく、表現力も大切になってきます。登場人物によって声色を変え、自分の声で違う人物を表すことが難しかったです。
3)テレビ番組部門(テレビドキュメント・創作テレビドラマ)部門について
テレビドキュメントは、学校の周辺でネタを見つけます。
創作テレビドラマは、自分たちで脚本を考えます。
どちらも8分間程度でまとめます。部員が多い学校は何本か作品を出したりします。
4)ラジオ部門(ラジオドキュメント・創作ラジオドラマ)
イメージは3)テレビ番組部門から映像を除いたものです。動画の撮影や編集作業が無くなるので、3)よりも楽になるかと思いきや、映像が無い分言葉だけで表現しなければならないので、細かいところまで作り込む必要があります。
参考URL
ピックアップ!テレビ番組部門(テレビドキュメント・創作テレビドラマ)について深堀り
・ネタ探し
学校周辺地域でネタがないか探します。(地元出身の偉人、地元が抱えている問題など)
・取材(交渉含む)
取り上げる題材についての情報を集めていきます。必ず行なっていたことは、詳しく知っている人にカメラの前で話してもらうことです。
・インタビュー
私が所属していた放送部では、学校の最寄り駅で100人アンケートを行なっていました。駅にいる知らない人たちにカメラとマイクを持って話しかけるので、最初はとても緊張しました。
・文字起こし
取材の時話してもらった音声を一言一句全てを紙に書き出します。
・ナレーション原稿作り
今まで集めた情報をもとに作品のナレーションで使う原稿を作成します。
・ナレーション録音
作成したナレーション原稿を読み上げ録音します。ナレーション録音は学校で行うのですが、少しでも雑音が入るとダメなので、生徒たちが居なくなった夜遅くに録音していました。
・動画撮影
作品に使う映像を撮影します。
・動画編集
映像と音声を使いながら作品を形にしていきます。夜遅くまで学校に残ったり、家に帰ってもずっと編集作業を行なったりしていたので、一番苦しい時期でした。
放送部の魅力
自分がやりたい分野を選んで活動できる
全国大会や関東大会に出場しやすい
全国大会や関東大会ではゆっくり観光ができる
パソコン技術が上達する
写真や動画の撮影が上手になる
コミュニケーション能力が向上する
また、私の部活だけかもしれませんが、映像作品作りの時に「100人アンケート」を行っており、学校の最寄駅でカメラとマイクを持って街ゆく人に声をかけていました。断られることが多いので、忍耐力がつきました。最初は話しかける勇気がなく、100人という数字までいくのがなかなか大変でした。
滑舌が良くなる
部員との絆
地域のラジオ局にも参加
おわりに
放送部は、特に学校ごとで行っていることの差が大きいと思います。
私はこの3年間、大変なことも多くとても忙しかったけれど、とても充実していて放送部を選んでよかったと心から思います。
もしこの記事を読んで興味が出たら、ぜひあなたの高校の放送部を覗いてみてください。
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