株式会社しんげんの運営する主婦に特化したインフォメーションサイト「SHUFUFU」で、「キッチンスポンジ」に関する市場調査が行われました。
「キッチンスポンジ」に関する調査概要
調査方法:インターネット調査
調査機関:自社調査
調査人数:男女200人
対象者 :自宅での”食器洗い”を日常的に行っている人
調査性別:女性132人、男性68人
調査年代:20代:29人、30代:72人、40代:68人、50代:26人、60代以上:5人
調査時期:2024年1月
調査レポート:https://shufufu.net/9975/
※本アンケートは、「SHUFUFU」(https://shufufu.net/)から引用いたしました。
キッチンスポンジの交換頻度は?
キッチンスポンジの交換頻度についての質問では、最も一般的な回答は「1ヶ月に1回(46%)」となりました。これに続いて、「2週間ごとに(14%)」、「2ヶ月に1回(12%)」という頻度で交換する人が後に続きます。また、「4ヶ月以上交換しない」と回答した人の割合は5%に上り、大体の計算で4人に1人が数ヶ月間同じスポンジを使用し続けていることが分かります。
さらに、交換する頻度の根拠となる理由についての質問も行われたため、その結果にも触れていきたいと思います。
1位:1か月
・見た目でもわかるくらいにボロボロになったらかえている。(30代女性)
・だいたい1か月くらいすると、傷みが目立つようになったり縮んだりしてしまう。(40代男性)
・汚れが目立つようになるのが大体1ヶ月位だから。(40代女性)
・歯ブラシを月に一度替えるのでそのタイミングで一緒に替える(50代女性)
・ボロボロになるか、色が変色した時に変えていておおよその目安が1ヶ月だから(20代男性)
多くの方々が、キッチンスポンジを約1ヶ月使用すると、汚れや磨耗が目立ち始めることから交換を選んでいるようです。一方で、スポンジの使用状況にかかわらず、毎月定期的に新しいものと取り替えているという方々もいらっしゃいました。
2位:2週間程度
・スポンジが減って泡立ちが悪くなるから。(40代女性)
・あまり長く使うと雑菌が心配になるので。(30代女性)
・スポンジのコシ(硬さ)がなくなったら交換します。(40代男性)
・油の多いものを洗うと、スポンジが油を吸い込み、汚れるので、それを目安に交換しています。(20代女性)
・泡立ちが悪くなってくると洗剤を使う量が増えるのでそろそろかなと交換する。(30代女性)
1か月ごとに交換すると答えた人々は、主にスポンジの損耗や見た目の変化が交換の判断基準であると認識している一方で、2週間ごとに新しいものに変えると答えた人々は、スポンジの泡立ちの低下や衛生面の懸念を交換の理由に挙げていました。
3位:2か月
・ほんとは1ヶ月に一度は替えたいと思っているがつい忘れて、毛羽立ってきたくらいに替えたら2ヶ月くらいになる(50代女性)
・ボロボロになって使いにくくなるまで使い果たす。交換については、同居家族が勝手にやってるので、特に意識してない。(20代男性)
・毎日1〜2回、食器洗いをしていると2ヶ月くらいで泡立ちが悪くなり、スポンジ自体が弱ってきます。 きれいに食器洗いをしたいので、2ヶ月したら交換します。(40代男性)
・ネットがボロボロになったり裂けてきたり、スポンジの厚みがなくなったら(30代女性)
・ダスキンのへたらないスポンジを使っているため耐久性がある。特に汚れのひどいものはいらなくなった布巾などで下洗いするのでスポンジも大して汚れない。(30代女性)
2ヶ月経過するとキッチンスポンジの劣化が顕著になることが多いという意見が多数を占めました。しかし、それよりも早く交換を望む声も少なくありませんでした。
4位:1週間程度
・安いスポンジなので清潔を保つために頻繁に交換しています。(20代女性)
・ニトリで毎日取り替えるキッチンスポンジを買ったのですが、一日で交換するのがもったいないと思ってしまい、数日から一週間ほど使い、ゴミの日に合わせてキッチンシンクの掃除をしてから交換し、捨てている。(40代女性)
・安いものを買って1週間ごとに交換すると言うルーティーンを若い頃から組んでいるから。(30代女性)
最近注目されている一度きりの使用を前提とした使い捨てキッチンスポンジですが、実際にはそれらを少し長持ちさせて使っている方もいらっしゃいます。低価格のスポンジを選び、こまめに新しいものに取り替えることにより、清潔さを維持しているとの声が聞かれています。
4位:3か月
・結構長く使えるので、3か月くらいが一番丁度良い。(40代女性)
・お金がもったいないから。(50代男性)
・全体的にへたって来たら交換する(40代男性)
キッチンスポンジを選ぶ上で重視していることは?
キッチンスポンジを選ぶ際に最も優先される要素は「コストパフォーマンス(44.5%)」で、続いて「泡立ちの良さ(16%)」が重要視されていることがわかります。消耗品であるスポンジに対しては、やはり価格が決め手となっているようです。一方で、デザインや抗菌機能への関心はそこまで高まっていないことが明らかになりました。
1位:価格
・交換頻度も高いものなので、安いもので替えるため(20代女性)
・最近は100円ショップでも売られているので購入もしやすいです(40代女性)
・消耗品なので安いもので済ませたい。(30代男性)
・長期間使用を継続するものではないので、交換の頻度を考えて、価格を見ています。あまり安すぎると交換の頻度が多くなるので、耐久性も考えて見合う価格を考慮しています。(50代女性)
・自分は一人暮らしなのでなるべく安いものを選ぶようにしています。(20代男性)
多くの方は消耗品であるキッチンスポンジを定期的に交換するため、コストを抑えた選択を好む傾向にあるようです。一方で、過度に安価なものは早期に摩耗し、頻繁な交換が必要になるため、実質的なコストが上昇することを心配する声も見受けられました。
2位:泡立ち
・全然泡立たないスポンジもあるので、パッケージに泡立ちを謳っているものを選ぶようにしています。(30代女性)
・キッチンスポンジの目的は食器類の汚れを落とすことなので、泡立ちを最も重視しています。(40代男性)
・泡立ちが良いと、綺麗に洗えて、洗剤も少ない量で済むから。(40代女性)
・泡がないと洗っている気分にならないから(30代女性)
・ちゃんと泡立たないと洗いにくいし、洗った感じと綺麗になった感じがしないからです。(20代女性)
多数の回答者が、スポンジの泡立ちが不十分だとより多くの洗剤を消費し結果的にコストが増加することを懸念しています。さらに、泡立ちの乏しいスポンジを使用すると、洗浄が十分に行われているか不安を感じ、洗い上がりの満足感に欠けるという意見が寄せられていました。
3位:耐久性
・すぐボロボロになると、泡立ちが悪くなり、洗剤がたくさん必要になるし、ストレスになるから。(50代女性)
・スポンジ交換が面倒なのでなるべく耐久性の高いものを買うようにしています(20代男性)
・母が使っていたものをそのまま自分も使用している。持ちがいいという話なので。崩れてこなくて、しっかりしてる方が使いやすいので耐久性は大事。(40代女性)
・以前は価格重視で100均などを利用していましたが、義母の勧めでダスキンの耐久性のあるキッチンスポンジを使い始めてからは安いものに戻れなくなりました。結果的に長く使えてコスパもいいと思います。(30代女性)
・数週間で駄目になってしまうようだと、スポンジにかける費用が増えてお金がかかってしまうから。(40代女性)
スポンジは日常的に使用するため、長持ちさせたいや交換手間を省くことを望む声がありました。そのため、初期投資は高いものの、長期間持つ耐久性に優れたスポンジを好んで使う方も見受けられました。
4位:素材
・食器を傷つけにくくて汚れが落ちるのが良いから。(40代女性)
・ガンコな汚れと軽い汚れで使い分けができる二層タイプを選んでいます。無駄がなく食器も傷付けないからです。(30代女性)
・水切れの良い粗めの素材のものを購入している。水切れの良い物の方が衛生的だと感じるため。(30代女性)
スポンジは汚れを落とすだけでなく、食器類を傷つけないものを選びたい方もいらっしゃいました。
その他
・義母が趣味でアクリルタワシを編んでいて、結婚してからはずっとそれをもらって使っているから。(40代女性)
・洗いやすさが一番大事。一つで大きな食器からコップまで洗いたいので。(30代男性)
・環境に優しい商品が良いなと感じています。(30代女性)
まとめ
株式会社しんげんが運営するインフォメーションサイト「SHUFUFU」で実施されたアンケートによると、キッチンスポンジの交換時期に関して200人の回答者の中で「1か月に1回」と回答した方が最も多い結果が出ました。
また、スポンジ選びにおいては「価格」を最も重要視するという意見が最上位に挙がりました。
皆さんはどのようなポイントを基準にキッチンスポンジを選んでいるのでしょうか?
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