【プラ板×UVレジン】でワンランク上のアクセサリーが完成！その作り方と作品

「プラ板」てご存知ですか？ママ世代には懐かしい工作の名前だと思います。「プラ板」とはプラスチック製の板の略で、透明のプラスチック板にマジックやパステル、ポスカなど好きな画材で色やイラストを描き、オーブンなどで熱して作るプラスチックパーツやアイテムのこと！アクセサリーやキーホルダーなどにして楽しむ、子供に大人気な工作というイメージの方も多いのではないでしょうか？

ところが最近ではUVレジン技術と併用して、ぷっくりとした立体感と濡れたような艶感が表現できたり、プリンターで印刷したイラストなどで大人かわいい「プラ板」工作が人気なんです。プラバン用のプラスチック板などの材料も、身近な100円ショップでも手に入り昔よりもお手軽な上、技術力がアップし本格的なアクセサリーなどに応用がきくので、ハンドメイドアクセサリーを作る人たちの間で、再び人気が高まっています。

基本的な材料の説明から、プラ板の作り方基礎手順などがわかりやすくアップされています。初心者さんでも理解しやすく、初めての方にはおススメな動画です。

●透明なプラ板には、保護シールがついていますので必ず剥がして使います。
●下絵となるデザイン画の上にプラ板を置いて、マジックなどでなぞります。
●割れたりしなよう注意しながらハサミで、描いたイラストのラインにそってカットします。
●好きな筆記具を使って着色をします。
●オーブントースターなどで温める場合は、くちゃくちゃにしたアルミホイールを伸ばして敷き、余熱しておくことで熱ムラを防ぎ、綺麗に温めやすくなります。
●スイッチを入れて温めますが、プラ板がウネウネと曲がりながら縮んでも慌てて取り出さないでください！まるまった状態から、今度は平らな状態にもどりますので、その時がプラ板を取り出すタイミングです。
●時間が多すぎるとプラ板が溶けちゃうので、注意が必要です。火傷しないようピンセットで取り出します。
●表面が綺麗に仕上がるようクッキングシートに挟んで、厚い本などをのせてプレスします。

●耐熱皿にくちゃくちゃにして伸ばしたアルミホイールを敷き、その上にプラ板を置きます。
●上から徐々に近づけるようにエンボスヒーターをあてます。
●びっくりするくらい丸まりますが、慌てず平らになるまで加熱します。
●こちらも時間が多すぎるとプラ板が溶けちゃうので、注意が必要です。火傷しないようピンセットで取り出します。
●表面が綺麗に仕上がるようクッキングシートに挟んで、厚い本などをのせてプレスします。

綺麗なプラ板作品作りには次のポイントを注意すると失敗リスクが減ります。
■プラ板により縦横の伸縮率が違う
プラ板は伸縮率が違うので、描いたイラストとは違うイメージに完成することがただあります。その問題を解決するにはあらかじめ伸縮率のわかるプラ板を購入したり、オーブン温度を調整することです。作品作りに入る前に、円に切ったプラ板を3段階ほどの温度に分けて加熱してみて1番、ゆがみの少ない伸縮率の温度を探ります。また余熱も大切なポイントです。予熱することで温度が均等に振り分けられるようです。また、あらかじめ歪んでも被害の少ないイラストデザインを選ぶこともおススメです。

■色を塗るポイント
広い面積を一定に塗るべた塗りは、小さく縮んだ時にムラになりやすいので、グラデーションやタッチを出した塗り方のほうがベターかもしれません。またプラ板は加熱するとサイズが縮みます！ということは色も、縮むことで密度が濃くなり、色の見え方も濃くなります。ですので色を塗るときは、あらかじめイメージよりも薄い色で塗るようにします。またオーブンの予熱は形状だけでなく色むら防止にも役立ちます。

プラ板アクセサリーに必要な道具は、作りたい物にもよりますが基本はこんな感じです！
●プラ板（透明なものと半透明なもの、厚さも0.2～0.3など種類があります。）
●着色に使う筆記具（油性マーカー・水性不透明マーカー・パステル・クーピー・色鉛筆など）
●エンボスヒーター・オーブントースター
●はさみ・カッター・穴あけパンチ・クッキングシート・アルミホイール・ピンセット・厚い本など（重し）
●既製品のイラストや写真を使う場合であれば、プリンターも必要です。直接プリントできるプラ板を利用すれば、イラストの手間も省けます。
●ハンコやスタンプでも、味のあるプラ板アクセサリーやキーホルダーができます。

また加熱後にUVレジンはもちろん！マニキュアやアクリル絵の具、ラメなどを使って装飾すると、作品に深みと高級感が出ます。塗る面は表だけとは限らず、場合によっては裏からも着色してみてくださいね！

プラ板の基本がマスターできたなら、色々とアレンジしたやり方にもチャレンジしてみてください！プラ板にUVレジンをかけ合わせたり、プラ板の熱で丸まったり伸縮する性質を利用した立体加工や、色ムラを活かした着色などプラ板の作り方は奥が深そうです。

ここからは、実際のみなさんの作品をご紹介します♪どれもナイスアイデアでクオリティの高さに驚かされます。作り方のコツをつかめば、こんな作品も夢じゃないかも！

これからの季節にピッタリな透明感と涼し気な雰囲気が魅力のプラ板アクセサリー♪プラ板作りは、初心者さんからベテランさんまで、作り方や手法次第でさまざまな作品作りが楽しめます。まずは簡単な基本レベルから始めて、徐々にテクニックを身に着け、ハイレベルな作品作りにもトライしてみてくださいネ！