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そごう美術館で魅力満載の「ブラック・ジャック展」開催(2025年1月情報)

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2023年に六本木ヒルズで開催され、大好評を博した「ブラック・ジャック展」が、横浜のそごう美術館で2025年1月16日(木)から同年2月25日(火)まで開催されています。

この特別展は、「ブラック・ジャック」の深遠な魅力を余すところなく伝えることを目指すし、既にブラック・ジャックに詳しい人々はもちろん、初めてその存在を知る世代にも、ブラック・ジャックの世界を存分に楽しむことができる内容になっています。

目次

【そごう美術館】手塚治虫 ブラック・ジャック展の詳細情報

顔に傷を持つ黒ずくめの天才外科医、ブラック・ジャックと、彼が生み出した「18歳で0歳」の女の子、ピノコ。強烈なキャラクターたちが織り成す物語は、世界を舞台に人間や生き物の命、医療の意義、そして「医者は何のために存在するのか」という根本的な問いにまで及ぶ、さまざまなテーマが展開されています。

本展覧会は、500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本からの200以上のエピソードの直筆原稿を展示する、『ブラック・ジャック』史上最大規模のイベントです。昭和のさまざまな出来事に影響を受けた作品や、手塚治虫の情熱と執念が感じられる資料、さらに『ブラック・ジャック』誕生の秘密を明かす証言映像なども多数展示されており、世界的に評価される名作マンガ『ブラック・ジャック』の全貌を余すところなく体感できます。

会場構成

『ブラック・ジャック』は合計で243話ありますが、展覧会全体を通じて、そのすべてを網羅する形になっています。第3室では、『ブラック・ジャック』がどのようなマンガかを分かりやすくキーワードごとに展示しているのに対し、第4室では「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会的な側面を深く掘り下げています。

■第1室  B・J(ブラック・ジャック)とキャストたち 

作品に登場するピノコ、ドクター・キリコ、琵琶丸、本間丈太郎、そしてファンの間で特に人気の如月恵など、個性豊かなキャラクターたちを作品と共に展示し、『ブラック・ジャック』が展開するストーリーを分かりやすく紹介します。

 ブラック・ジャック ©Tezuka Productions
 ピノコ ©Tezuka Productions

■第2室  B・J 誕生秘話   

手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すに至った背景を、当時の資料と共に紹介します。『新寳島』や『鉄腕アトム』の作品資料に加え、手塚治虫の医大時代の資料など、医療との深い関わりがわかる貴重な資料も展示されます。

さらに、『ブラック・ジャック』の記念すべき第一話の原稿や、本展のために新たに収録した手塚プロの関係者や出版に携わった編集者の証言映像も上映します。当時、型破りだとされていた「医療を描いたマンガを少年誌に掲載する」という手塚治虫の前代未聞の発想の秘密が、展示を通じて明らかになります。

 第1話_医者はどこだ! ©Tezuka Productions

■第3室  B・J 曼荼羅 

ブラック・ジャックやピノコをはじめ、それぞれのストーリーの遍歴、高額請求の謎、動物の命を扱った作品など、主要なテーマごとに作品を展示します。『ブラック・ジャック』の全体の半分以上にあたる約140話のエピソード原稿が並ぶのは史上初の試みで、圧巻の展示空間となっています。

来場者は、『ブラック・ジャック』にまつわる疑問を解決したり、裏設定を発見したりと、さまざまな視点から楽しむことができます。

■第4室  B・J 蘇生 

今見ても新鮮な感覚を持つ『ブラック・ジャック』。第4室では、手塚治虫の代表作である『ブラック・ジャック』の魅力を、当時と現代の視点から探求します。読者が驚き、惹きつけられた「人体の手術シーン」を現代アート的な視点で鑑賞する展示や、第一線で活躍する医療従事者たちからもリスペクトされる『ブラック・ジャック』を医療の側面から考察するコーナー、連載当時のニュース映像と共に『ブラック・ジャック』を深く読み解くコーナーなどを展開します。

週刊連載されていた『ブラック・ジャック』には、昭和の事件や事象、流行がストーリーに織り込まれており、それらがどのようにマンガに描かれているかを通じて、現代に蘇る『ブラック・ジャック』の魅力を楽しむことができます。

第17話_灰色の館 ©Tezuka Productions
  第29話_ときには真珠のように ©Tezuka Productions

 ■「カミカイ」コーナー 全3作品

全会場共通の2作品に加え、横浜会場限定で『おばあちゃん』が全ページ展示されます。

ブラック・ジャックがなぜ高額報酬を請求するのか、患者に何を求めているのか、親子の愛といった深いテーマは、涙なしでは読めない感動作として知られています。ブラック・ジャックの昔からのファンはもちろん、新しいファンの方々にも楽しんでいただける全ページ展示にふさわしい作品として選ばれました。

また、展覧会のメインビジュアルである横浜会場のコピー「それを聞きたかった」の伏線も含め、ぜひお楽しみください。

    第89話_おばあちゃん ©Tezuka Productions

【そごう美術館】手塚治虫 ブラック・ジャック展の概要

■会期    2025年1月16日(木)~ 2月25日(火) 会期中無休 事前予約不要

■会場    そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)

■開館時間   午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)

 ※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。


■入館料(税込)

一般1,600(1,400)円、大学・高校生1,400(1,200)円、中学生以下無料

*公式オンラインチケット[e-tix]にてお求めの方は、事前および会期中いずれも( )内の料金。

*会期中、チケット売場にて[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]

 をご提示の方は( )内の料金。

*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは入館無料。

■公式オンラインチケット[e-tix] https://www.e-tix.jp/sogo-seibu_bj

ブラック・ジャックとは

1973年11月19日から1983年10月14日まで、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載されました。

この作品は、人間の病苦や生死に関するドラマをほぼ毎週一話完結で描写しており、一話の中に驚くほどの広がりを持つ物語もあれば、数時間の出来事を扱ったものもあり、その多様性に圧倒されます。ファンの皆さんは、必ず「お気に入りのエピソード」や「印象に残るエピソード」があることでしょう。

治療法や病気の描写には創作も多いと、後に手塚治虫自身が述べていますが、臓器や手術法の描写に加え、患者への接し方や生命に対する哲学的な視点は、今なお現役の医師たちからも尊敬されています。

手塚治虫は医学博士であり、医師の免許も持っていました。彼は、自身がもし医者になるならば理想とする姿を描いたのがこの『ブラック・ジャック』です。

『ブラック・ジャック』は、当初は漫画家生活30周年を記念し、手塚治虫のキャラクターが総出演する短期読み切り連載の予定でした。しかし、人気が高まったため、最終的に5年間にわたり230話が読み切り形式で連載され、連載終了後も13話が描かれました。

この記事を書いた人

女性のライフスタイルやキャリア・カルチャーなどを担当するシュウシュウガール編集部チームです。最近はガチャガチャ情報や100均情報などかわいい・面白いものをニュースにしてお届けしています。

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