ロシアの人形作家Marina Bychkovaさんが作る球体関節人形は、“Enchanted Doll”(魅惑の人形)の名前で呼ばれ、究極の美しさを身にまとった、怪しげで美しすぎるドールです。そんな“Enchanted Doll”の魅力に迫ります!
目次
球体関節人形“Enchanted Doll”(魅惑の人形)の魅力
憂いに満ちた瞳、ぷっくりとした唇。思わず、その美しさに息をのんで見つめ続けちゃいます!こちらのドールを作ったのはロシアの人形作家Marina Bychkovaさんです。彼女の作るドールの魅力は、この何とも言えない表情と正確な人間の構造を持った球体関節人形と呼ばれる、スタイルにあります。
Marina Bychkovaさんの手が生み出すリアルドールは「Enchanted Doll」(魅惑の人形)と呼ばれ、ディズニー映画の「Enchanted〜魔法にかけられて」を彷彿させます。手足の指1本1本にも細やかな気配りがされていて、独特の余韻を感じさせるポージングを見せます。
製作の過程
彼女は全ての製作工程のデザイン・製図・彫刻・手芸・彫金などの製作作業を1から自分で作り上げます。ドールが1体完成するまでにかかる時間は、1体が最低1週間から数か月かかるそうですが、これだけの細やかで繊細なドールなので、逆に短い気さえしてきます。彼女が作り出すドールは、世界中に熱狂的なファンがいて、1体価格がおおよそ100万円から1000万円ほどの値が付くこともあるそうです。リアルドールコレクターの中で、彼女のドールは最高峰のコレクターズアイテムとして人気をはせています。
繊細な衣装を身にまとったEnchanted Doll
髪飾りやドレス、靴やアクセサリーなども丁寧に作りこみ、着せ替えも可能なドールの美しい姿をご覧くださいね!
何かを訴えるような、大きな瞳でコチラをじっと見つめています。ブロンドと全体のドレスの雰囲気が、プリンセスの風格を感じさせます。
ターコイズブルーのドレスや装飾が美しい、アジアンテイストなドールです。
少し吊り上がった大きな瞳に直毛のベビーブロンドが、少し強気な内面を表現しているようです。
正反対の美少女ぶりが、何とも言えない組み合わせです。今にもおしゃべりを始めそうですね♡
コルセットの下着姿まで美しいドールです。
まだあどけない表情が残る、少女です。
マリーアントワネットでしょうか?高々と結い上げた髪に船の髪飾りは、アントワネットのヘアスタイルにもありました。
ドールには、同じ顔のものがなく、国籍も様々です。
Tattoo doll
Marina Bychkovaさんのドールには、体にタトゥーを施したタトゥードールシリーズもあります。ドールの肌にシャープペンシルで繊細なデザインの模様を描き、細い針先で丁寧に掘っていきます。そこに筆で色を差し込み、工芸品のような美しい絵柄をドールの肌に施します。
魅惑のドール
いかがでしたか?ドールの世界は歴史も古く、奥深いです。Marina Bychkovaさんのドールは、1人1人が驚くほどに違った表情と気持ちを持っているように思われます。何かを思い詰めていたり、強い決意を感じたり、恋をしていたりと、まるで人のように感情を感じますよね!たおやかな仕草に枕美で、いたいけな表情…。ドールには、そんな不思議な魅力が宿っているようです。
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