お遍路(おへんろ)とは、四国全県に点在する弘法大師(こうほうたいし)ゆかりの八十八カ所の寺を巡礼することです。
今回は、そのお遍路巡礼スポットの第二十三番札所である「薬王寺(やくおうじ)」をご紹介します。
目次
薬王寺ってどんなお寺?
阿波最後の霊場である「発心(ほっしん)の道場」は、高野山真言宗の別格本山として知られ、厄除けの寺院として全国的に有名です。境内には「女厄坂」(33段)、「男厄坂」(42段)、そして「還暦厄坂」(61段)の石段があり、それぞれ厄除けに深い意味を持っています。弘仁6年(815年)には弘法大師が厄除薬師如来坐像(やくよけやくしにょらいざぞう)を彫造し、本尊とすることで厄除けの祈願寺としました。
文治4年(1188年)の火災では厄除け本尊が奥の院・玉厨子山に避難し、後嵯峨天皇による伽藍再建後、再び戻り「後ろ向き薬師」として秘仏とされています。境内には吉川英治著『鳴門秘帖』、司馬遼太郎著『空海の風景』に登場した石碑があります。

薬王寺の読み方は?と御詠歌(ごえいか)
薬王寺の読み方は「やくおうじ」です。
御詠歌は、下記です。
皆人の病みぬる年の薬王寺
瑠璃の薬をあたえましませ
