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男女500人に聞いた「人前で話すのが苦手な理由」ランキング(2024年8月情報)

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株式会社R&Gが実施したアンケート調査によると、多くの人が「人前で話すのがどうしても苦手」と感じていることが明らかになりました。緊張しながらも何とかこなせる人もいる一方で、「逃げ出したくなる」「会議やプレゼンの前はストレスで吐きそう」と感じる人も少なくありません。こうした状況は、日常生活や仕事にも大きな影響を及ぼすことがあります。

今回、株式会社R&G(https://r-andg.jp/)は、運営ブログ(https://r-andg.jp/blog/)で「人前で話すのが苦手な理由」について、500人を対象にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

目次

「人前で話すのが苦手な理由」に関するアンケート調査結果

人前で話すのが苦手な場面1位は「プレゼン・発表の場」

人前で話すことが苦手な500人に「苦手な場面」を尋ねたところ、1位は「プレゼン・発表の場(130人)」、僅差の2位は「大人数の場で話す(129人)」、3位は「会議で発言を求められる(121人)」でした。

多くの人が、大勢の前でプレゼンや発言をすることに緊張を感じています。また、会議や朝礼などで「◯◯さん、何か意見はありますか?」と振られると、動揺してしまう人も少なくないでしょう。

4位は「自己紹介する(60人)」、5位は「朝礼で話す(38人)」、6位は「初対面の人と話す(35人)」と続きます。自己紹介の順番待っている間に、余計に緊張が高まってしまうこともありますよね。

総じて、「たくさんの人から注目される場面」や「自由に話す場面」を苦手と感じる人が多いようです。
あらかじめ想定していなかった質問がきたり、急に話を振られたりするとドキッとしてしまいますよね。

人前で話すとどうなる?

「人前で話すとどうなるか」という問いに対して、1位は「言葉が出なくなる(161人)」、2位は「声が震える(151人)」、3位は「頭が真っ白になる(131人)」という回答が多く寄せられました。「頭が真っ白になって、話したいことが飛んでしまう」「言葉が出ない」など、話を続けるのが難しくなる人が多いようです。

4位は「手足が震える(54人)」、5位は「顔が赤くなる(42人)」でした。緊張のあまり、周りから見ても分かるような「身体的な症状」が出る人も少なくないことが分かります。

大きな舞台やプレゼンで黙り込んでしまうと「失敗」や「失態」と見なされることもあり、多くの人が何とかしたいと考えていることでしょう。

人前で話すのが苦手な理由は?

人前で話すのが苦手な理由の圧倒的1位は「注目されたくない(136人)」でした。続いて2位は「どう思われるか不安(63人)」、3位は「過去の失敗・嫌な経験から(61人)」、4位は「失敗したくない(56人)」、5位は「意見を否定されるのが怖い(54人)」となっています。

これらの理由の背景には、「自信のなさ」と「他人の目を気にする性格」があると考えられます。また、自信のなさは過去の失敗体験に起因することも多いようです。

自信がないと、「自分の意見を言いたい」「ディスカッションしたい」という意欲よりも不安が勝ってしまいます。その結果、「人前で話すのはできるだけ避けたい」と思うようになるでしょう。

<1位 注目されたくない>

・大勢に注目されると緊張するから(20代 男性)
・みんなの視線を浴びるのが嫌だ(30代 女性)
・たくさんの人に見られているという恐怖感(40代 女性)

自分ひとりに人の視線が集まると、強く緊張してしまうことがあります。「大勢から注目される環境」を挙げる人が多い中、少人数でもじっと見られると緊張してしまう人もいるのではないでしょうか。

家族や友人の前、あるいはひとりで練習するときには問題なく声を出せても、不特定多数の人に見られていると感じると声が出にくくなることもあるでしょう。誰でも注目されると緊張感は生じるものですが、特に自信がなかったり準備不足だったりすると、その緊張が一層強くなることがあります。

また、「外見に自信がないので、注目されたくない」という理由を挙げる人も複数見受けられました。

<2位 どう思われるか不安>

・普段あまり発言しないのに会議で発言したら、「急にどうした」と思われそうだから。「見るからに緊張している自分を馬鹿にされているのでは」とも感じる(20代 女性)
・どのように他人から評価されるか気になる(40代 女性)
・「いい大人なのに話すのが全然うまくないよね」と思われる世間体が気になって(50代 男性)

周囲の目を気にするために、人前で話すことに苦手意識を持っている人も多いです。

特に「会議での発言」や「顧客へのプレゼン」では、相手の評価が気になるものです。「優秀な人材に見られたいが、本当は自信がない」という人ほど、不安が大きくなるかもしれません。

<3位 過去の失敗・嫌な経験から>

・幼少期にスピーチを任され、途中で泣いてしまった経験があるから(20代 女性)
・過去に話すことを忘れて失敗したから(30代 女性)
・過去の失敗経験として、プレゼンテーションがうまくいかなかったので(40代 男性)

「会議で発言した際に、高圧的な上司に人前で馬鹿にされた」といった経験があると、人前で意見を言いたくなくなるのは当然です。「小学校の授業で、みんなの前でうまく作文を読めなかった」「授業参観で発言した内容について、親から怒られた」など、子ども時代の嫌な体験を挙げる人も多くいます。

誰でも失敗は経験するものですが、「失敗したけれどリカバリーできた」「失敗を糧にして次は成功できた」という経験がないと、苦手意識が定着してしまうかもしれません。

失敗したときに気持ちを切り替えられるかどうかや、周囲のフォローがあるかどうかも、重要なポイントになりそうです。

<4位 失敗したくない>

・間違ったらどうしようと考えてしまう(20代 男性)
・「失敗してはいけない」という自分の考え方にあると思う(40代 女性)
・ときには言いすぎてしまったり、失言が増えたりするので、話すのは苦手(50代 男性)

極端な例ですが、「社運を賭けた重要なプレゼン」などでは、失敗できないという気持ちが強まるのは当然です。しかし、過度に失敗を恐れると、カジュアルな意見交換の場でも何も言えなくなってしまうことがあります。

「自分の意見に自信が持てない」「知識不足で間違ったことを言ってしまいそう」といった自信のなさが、失敗を恐れる気持ちを強くします。また、過去の失敗体験から「もう失敗したくない」という不安が強くなっていることも考えられます。

<5位 意見を否定されるのが怖い>

・「マイナス意見をもたれたらどうしよう」という不安(20代 女性)
・意見を否定されたり、反応がよくなかったりすると、自分の評価が下がったように思うから(30代 女性)
・「自分の意見を否定されるのではないか」という恐怖心が原因だと思います(50代以上 男性)

「意見を否定されると、自分自身の人間性まで否定されているように感じる」という人も多いかもしれません。

また、商談や会議の目的を見失い、否定されたくないという気持ちが強くなっている場合もあります。例えば、さまざまな意見を出し合うことが目的の会議では、自分と反対の意見が出たときに「否定された」と感じるのではなく、「自分の意見が議論を活発化させた」「相手の意見を引き出せた」と捉えることもできるでしょう。

さらに、否定されることへの恐怖心は、否定する側の言い方にも影響されます。高圧的に「あなたの意見は間違っている」「何を言いたいのか分からない」などと言われた経験があると、恐怖心が強まるのではないでしょうか。

<6位 あがり症・緊張する>

・性格的に人前に出るのが苦手(30代 女性)
・極度のあがり症だから(50代 男性)

子どものころから人前に出るのが苦手な人も多くいます。「もともと苦手だったのに、失敗経験が重なってさらに苦手になった」という人も見られます。

「震え」「発汗」「吐き気」など、不安や緊張の症状が強く、日常生活に支障をきたす場合は、病院を受診することも一つの方法です。

<7位 慣れていない>

・グループディスカッションの経験が少ないこと。ただ就活で面接を何回か経験した後は、人前で話すことの苦手意識も少し薄まった(10代 女性)
・経験不足。場数を踏んでいないから慣れていない(30代 女性)
・幼少よりひとりで過ごすことが多く、会話に慣れていない(40代 男性)

経験したことがない場面を怖いと感じるのは、よくある反応です。経験不足から自信が持てず、苦手だと感じることが多いのです。そのため、「新社会人」や「人前で発表する経験が少ない人」は、プレゼンや会議での発言に対して苦手意識を持ちやすいでしょう。

このような場合、経験を積むことで苦手意識を克服できる可能性があります。

人前で話せるようになるための克服方法は?

人前で話すことを克服する方法について尋ねたところ、最も多かったのは「練習・リハーサルする(137人)」でした。僅差で2位が「事前に話す内容をまとめる(132人)」となり、事前準備を重視する人が多いことが分かります。

3位は「場数を踏む(69人)」、4位は「話し方を学ぶ(49人)」であり、これらは自信をつける効果が期待できそうです。

プレゼンやスピーチでは、練習を重ねて言葉に詰まってもカバーできるようメモや台本を用意しておくと安心ですね。今後人前で話すことに対する苦手意識を克服できるよう、他の方の克服方法も参考にしてみてください。

<1位 練習・リハーサルする>

・プレゼンの前にしっかり練習する(20代 女性)
・事前練習を納得いくまで行う(30代 男性)
・人のいない部屋でスピーチの練習。自分が話しているところを録音して修正する(40代 男性)

苦手なことでも、練習を重ねることで徐々に自信がついてきます。何度も繰り返し練習することで、自然な調子で話せるようになるでしょう。

話している様子を録音したり、家族や同僚に聞いてもらったりして、より分かりやすく話せるように改善している人もいます。時間が決まっているプレゼンや発表の場合、時間切れにならないように練習時に時間を計り、話す内容やスピードを調整しておくこともおすすめです。

<2位 事前に話す内容をまとめる>

・意見がしっかり言えるように、メモに言いたいことをあらかじめ書いておく(30代 女性)
・事前に台本を準備しています(40代 男性)
・話すことを事前に調べて、箇条書きで文字に起こしておく(50代 女性)

「プレゼン・発表のスピーカー」や「会議・イベントの司会」では、話す内容をある程度事前に準備できます。そのため、事前に話す内容をまとめておく人が多いです。

準備の方法はさまざまで、台本を作って暗記する人もいれば、「箇条書きにして、脱線しても対応できるように余裕を持たせる」「頭の中で整理しておく」という人もいます。

緊張して言いたいことを忘れがちな人には、メモや台本を作って文字にしておくことをおすすめします。練習時に役立ちますし、手元に置いておけば、急に頭が真っ白になったときでも話す内容を思い出せます。質疑応答の時間がある場合は、想定問答集を作っておくとさらに安心です。

<3位 場数を踏む>

・場数を踏むことです。あえて「大勢の前で話さなければいけない場面」で手を上げます(20代 女性)
・失敗してもいいから、なるべく話すように心がけている(40代 男性)
・親しくなった人たちとは、なるべく自分から会話を多くするように心がけている(50代 女性)

積極的にプレゼンに参加する人もいれば、「まずは人と積極的に会話することから始める」「少人数の集まりに参加する」といった方法を取る人もいます。

苦手度合いに応じて、自分に合ったレベルから始めるのが良いでしょう。例えば、大規模な会議で発言するのが難しくても、少人数のランチミーティングでは発言するなど、段階的に努力することができます。

<4位 話し方を学ぶ>

・話し方教室への参加(30代 男性)
・話し上手な友人に指導してもらう(40代 男性)
・YouTubeで「上手な話し方の解説ビデオ」を見て参考にしている(50代 女性)

「動画サイト」「本」「セミナー・教室」を利用して話し方を学んでいる人もいます。セミナーでは、講師や他の受講者とのロールプレイングが用意されており、学んだことをすぐに実践できるのが魅力です。

さらに、商談やプレゼンといった特定のシチュエーションに絞って学ぶことも可能です。特定の状況に対する苦手意識が強い方は、ピンポイントでその分野を教えてくれるセミナーや本を探してみると良いでしょう。また、「周りにいる話し上手な人を参考にしている」という意見も多くありました。

<5位 考えすぎない>

・いい意味であまり深く考えず、「価値観が違って当然」という気持ちで発言する(20代 女性)
・平常心を心がける(30代 男性)
・「自分が思っているほど相手は関心をもっていない」と思い込むようにしている(40代 女性)

「失敗したらどうしよう」「相手にどう思われるか不安」と感じる人にとって、考えすぎないことも大切です。「多少失敗してもリカバリーできればいい」「意見が違うのは当然」と割り切ることで、気持ちが楽になるでしょう。

もちろん、失敗を防ぐための十分な準備は必要ですが、過剰に気負わないことで緊張が少し和らぐかもしれません。

<6位 ゆっくり大きく話す>

・なるべく大きな声で発言する(20代 女性)
・急いでいても早口にならないように、自分がちゃんと落ち着いて受け答えできるように意識する(30代 女性)
・「ゆっくりしゃべろう」と意識して、話し始めるようにしています(40代 男性)

人前で話すときに緊張してしまうと、早口になったり声が小さくなったりすることが多いです。その結果、聞き手に声が届きにくくなります。

そのため、ゆっくりと大きな声で話すことで、意図がより伝わりやすくなる効果があります。

<7位 聞き手の目を見ない>

・できるだけ遠くを見つめて、ひとりひとりの顔を見ないようにする(20代 男性)
・あまり良くないかもしれませんが、人の目を見るのではなくおでこやあごのあたりを見て話し、視線を意識しないようにしています(30代 女性)
人前に出たときに、人の顔を直接見ないようにしている(40代 女性)

「目ではなくおでこや鼻を見る」「空間や遠くを見る」といった方法を取る人もいます。似たような対策として、「あえて眼鏡やコンタクトを外して会議やプレゼンに参加する」「相手を人形だと思う」といった方法もあります。

相手の視線を意識しすぎないことで、注目されることによる緊張を和らげている人が多いようです。目を見ないのは失礼だと感じるなら、親しい知り合いや、自分に共感してくれていそうな人の目だけを見る方法も試してみてください。

「人前で話すのが苦手な理由」に関するアンケート調査概要

調査対象:人前で話すことが苦手な人

調査期間:2024年5月30日~6月2日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性355人/男性145人)

回答者の年代:10代 1.0%/20代 20.4%/30代 41.0%/40代 25.8%/50代以上 11.8%

※本アンケートの出典元:(株式会社 R&G》https://r-andg.jp/blog/4717)調べ

まとめ

今回、株式会社R&Gが実施した「人前で話すのが苦手な理由」関するアンケート結果を以下にまとめました。

・人前で話すのが苦手な場面1位は「プレゼン・発表の場」

・人前で話すと「言葉が出なくなる」

・人前で話すのが苦手な理由1位は「注目されたくない」

・人前で話せるようになるための克服方法は「練習・リハーサルする」

過去の失敗体験や経験不足から、自信を持てずに人前で話すことが苦手な人は少なくないようです。

特に、プレゼンや大規模な会議で多くの人に注目される場面では、「失敗したらどうしよう」という不安が強くなり、いつもの成果を出せない場合もあります。そんな時は、あらかじめ練習したり色んな場面を想定しておくことで、緊張をやわらげることができるかもしれません。

また、プレゼンや会議の目的を意識し、シンプルに考えることも一つの方法です。「上手に面白く話す必要はない」「必要な情報を相手に伝えられればいい」「自分の意見が通らなくても、意見交換が活発になればいい」と意識し、気持ちを楽にして会議に挑むことも良さそうですね。

この記事を書いた人

女性のライフスタイルやキャリア・カルチャーなどを担当するシュウシュウガール編集部チームです。最近はガチャガチャ情報や100均情報などかわいい・面白いものをニュースにしてお届けしています。

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