お遍路(おへんろ)とは、四国全県に点在する弘法大師(こうほうたいし)ゆかりの八十八カ所の寺を巡礼することです。
今回は、そのお遍路巡礼スポットの第七十六番札所である「金倉寺(こんぞうじ)」をご紹介します。
目次
金倉寺ってどんなお寺?
金倉寺は、天台寺門宗の開祖・智証大師(ちしょうだいし)が生まれた地で、弘法大師の縁深い寺として知られています。
宝亀5年(770年)、弘法大師の祖父・和気道善(わけどうぜん)によって「自在王堂(じざいおうどう)」として建立されました。その後、仁寿元年(851年)に官寺となり「道善寺」と改名し、唐から帰国した智証大師が伽藍(がらん)を整備し、本尊の薬師如来(やくしにょらい)を刻んで祀りました。金倉寺の名が定められたのは928年、地名「金倉郷」に因んだ寺名で、醍醐天皇の勅命によるものです。
智証大師は幼名を「日童丸」と言い、幼少期から天女との出会いや訶利帝母(かりていも)による守護など、仏教的な伝承が数多く残っています。特に幼い頃に射し込む後光が目撃され、付近の人々に「仏の生まれ変わり」として称賛された逸話が有名です。修行を積み、仏法を広めた智証大師は、天台寺門宗の礎を築きました。
金倉寺の読み方は?と御詠歌(ごえいか)
金倉寺の読み方は「こんぞうじ」です。
御詠歌は、下記です。
まことにも神仏僧をひらくれば
真言加持の不思議なりけり
